じびきあみ

鵠沼海岸に地引網に行ってきた。
世田谷のおじちゃんの取引会社の接待イベントに誘われて。


間に合わなかった。
鵠沼海岸駅から1時間以上迷子。
いつものこと。


しかし、肉やらまぐろやらいかやら大量の振る舞いを食い尽くした!
普段めったにとらない動物性たんぱく質は体に染みるぜ!


酔っ払いのおじちゃんに絡まれ、
息子の嫁にこいと言われ、イベント主催元のシャチョさんを巻き込んで
壮大なお見合い大作戦がとりおこなわれることに。

来年の地引網で見合いだ。


帰り、おじちゃんちに寄って、おばちゃんとだらだらしゃべる。
おばちゃんは、話し方も顔もうちのおかんにそっくりなんだけど
おかんが月ななら、おばちゃんは太陽。


喜んだり、笑ったり、おどろいたり
のポジティブなリアクションがとにかくダイナミック。


運転中の舌打ちもダイナミック。
天に響く舌打ち。
私はおばちゃん以上の舌打ちニストを知らない。


成城学園から下北まで歩く。
いろいろぶつくさ考える。


誰かの加護を受けたくて、それは子供時代に一般的な子供が
両親から受けたであろう(と勝手に予想する)絶対的な愛情と呼ばれるもので。
私にはその記憶、がないからこんな欠陥ばっかりの
なにかと過剰な、男にだらしない、アイスばっかり食ってしまう人間なのら!
とずっと思ってきたけれど


なんの加護も受けなくても、立派に30年生きてきた。
なんの加護もなくても、私は私であるということ。
半径300メートルの10人ぐらいからは頼られている存在であること。


己の在り方の方向性はとっくに見えてる。
あとは、日々更新してくのだ。
心地よい自分であるためには日々変化してかなきゃいかん
松浦弥太郎先生もおっしゃってたし。


スコン、と元の穴ぐらに落ちそうなときはサトリちゃんをなでる。
サトリちゃんはまだ皮膚になじみきっていなくて
表面がぼこぼこしている。


右肩の鳥は、荒波も暴風もかいくぐって、ここまで飛んできたぜ
という印なのだ。


下北でブルーチーズくさいティラミスソフト食って帰る。