お見合いなれの果て。なぜかまた名古屋。

母親から見合いはどうだったんだ!と電話がかかってきた。


相手が名古屋出身と聞いた瞬間に。鶴舞線沿線が実家なんです、と聞いた瞬間に。

チカチカチカっと

名古屋駅の通路の広さ明るさ。

何回か一人で行ったきしめん屋。
コカ・コーラの地球儀。大須の招き猫。

星ヶ丘のタルト。
フロウのショコラショー。

焼き肉屋のあった通り。街灯がなくて暗かったこと。(そしてあの食いっぷり「うん、食べるよね〜。うん。うん。」とうなずきながら厚切りベーコン食ってた。確か。)
連れて行ってもろたジャスコでスーツ買ったこと。妹の話、年末はやっぱりお店を手伝うから忙しい、とか。

あらら?すっかり私の中で名古屋の人はウカケンちゃんになっとる。

あの街はすでに都合のいい感傷の対象ではなく

ただただ、懐かしい。愛しい。あの節操のない街の雰囲気が恋しい。

あんなあほほど通ったんやもんな。

あ〜名古屋いきてぇ。

マウンテンのスパゲッティー結局食わんかったなぁ。名古屋モーニングもしとらんし、味噌カツしか名物食っとらん!
もったいねぇ

とか考えてたら見合いが終わってた、とはさすがに母親には言えず。

名古屋出身と聞いた途端に胸が痛んで…と煙にまきました。

名古屋行きたい。