タンタタンタン

連続週末小説

焼肉、
恵比寿、
誕生日。

二夜連続!

なわけで土日ともに恵比寿で肉にまみれました。

幸せホルモンでまくり!
おにく幸せ〜!

肉と仕事は俺を裏切らない!


ワンコロと風呂に入ってる間に三〇一になりました。

三〇一
最初に吐いた暴言は

「お前の乳首犬みたいで気持ち悪い」

でした。

会社でナノイーもらってご満悦。ありがたやありがたや。

明日からジャージで竹刀持って出勤です。

こんなになんの期待も不安も気負いもなく
誕生日を迎えたのは初めてです。

いよいよいろんなことを諦める。

自分が自分でしかないことすら受け入れられる。
肩の力をぬくっつうか
心の軟体動物に。

だーって
がんばって歯くいしばっても
大したことないんだよ

できることなんて
やれることなんて

だらだら
ふにゃふにゃ
むにゃむにゃ。

をスローガンにのんきに余生を浪費することに

決めもしない、
なんも決めない

白も黒も正解にはなり得ない。
そもそも正解など答などない

問いが問いに応えるだけだ

おおばんぶるまい

30を過ぎると
本当に誕生日なんてこだわりなくなるのな。
というわけで、もうすぐ31歳になります。
未だにタバコを買うときに年齢証明書を求められるのが
嬉しいやら腹だたしいやら、武蔵中原NEWDAYSの愚かもの。

最近悟ったこと。
 -自分のアイデンティティ要素でないものは、失っても大した痛手は負わない。
 -世の中には自問自答という行為を習慣としていない人が沢山いる。
ってかそのほうが大多数っぽい。
  嫌味ではなく、心底うらやましい。
 -私は一人でいても自由なわけではなく、在る容認者(理解者ではなく)といるとき
  はじめて、自由を感じることができる。
 -マイナス感情はどーでもいい、とためしに思っていると本当にどーでもよくなる。


■4/17(土)
土曜日は大阪に単身赴任が決定した
バンドのドラムちゃんの壮行会だった。

先生の料理。口福の一言。




ろぉおおおおおすとびぃいいいいいふ!!


汁びーふんを食らう人々。

アイスまで手作りなのであった!!

ラムちゃんとお嫁さんは二人頭に『聖』とつけたくなる
清い人々。あの自意識のなさ、清らかさはなんでしょう?
と首をかしげながら、帰る。


大阪いっちゃう、実感があんまないまま。


■4/18(日)
バン!!っていうすげー音のくさくないおならと
チュン!ってかわいい音のすげーくさいおならどっちがいい?
とかなんとか話ながら、彼氏と渋谷原宿をぶらぶら。


誕生日プレゼントを買ってもらう。
イルビゾンテの時計。

すっげーかわいい。何回も頬擦りする。
これのおかげでしばらく上機嫌に過ごせる!
超大事にする!別れなくってよかったーーーって言ったらやな顔された。

お礼にねぎしで牛タントロを奢る。
あーもーまじでねぎし!
毎日ねぎし食いたい。とろろへの愛情がほとばしる。


■4/19(月)
急遽直帰になったので、彼氏と合流。
高円寺をぷらぷらしてバーンイサーン。
あーもーバーンイサーン!
毎日バーンイサーン食いたい。鶏肉への愛情がほとばしる。

「鬱屈としてるとこがあって、そこがコアやし、
そこがあるからこそ鳥ちゃんなんやけど
でも、その天真爛漫さとかひょうきんさとか、俺にだけ披露するんは
もったいなかし、もっとまわりの人にふるまってやったら、
みんな楽しかし、そのほうが鳥ちゃんも楽しくなるし。そやんしたらよかと思う。」
と言われてちょっとじーんとした。

半年に一回ぐらい核心を突くコメントをくれる。
半年に一回なのが、非常に残念だが。

陽気さを大判振る舞いしよう。31歳までもーちょっと。

乃木坂はざくら

アーティストファイル見てきた


ゲージツにふれてきたのだよ
ゲージツに。
あはははははは。
バーカバーカバーカ!!!


自転車でひいこらいって、ミュージアムショップでフローティングペン買って
表参道いって、シュウで化粧品まとめ買いして、
新宿でフラボアのあほなズボン買って、
ランチでブラパン買って、
ねぎしで(また)牛タン食って
丸井でハンカチ買って、
オリンピックでペプシ買って
帰ってきた。くたびれた。


趣味は消費活動です。
カロリーの、金の、心の。


いや、心は。


もしも、6年前、あの子に出会っていなかったら。
もしも、あんな血みどろの恋愛をしていなかったら。
もしも、何年か後の訪れる奇妙な連帯感を経験していなかったら。
もしも、あの子が幸せになってください、って最後に言わなかったら。

考える。フィルターを噛みながら、妄想する。


過去の自分とは何度も対話した。
なぜなら、愛着があるからだ。
抱えてた痛みに、傷に。
心配でしょうがないからだ、
目隠しして、断崖絶壁をゆく、その後ろ姿に。
手をひいてやりたいんだ。


でも、行く末はすでにわかっている、だろう。

明日はもっといいことがある、なんてわからない、
新しい絶望があるかもしれない、


しかし、私はずっとうまくやるだろう。
そこには確信があるのだ。


そう、私はもっとうまくやる。
うまくやらなきゃならない。


なぜなら、誓いをたてた人たちがいるからだ。
自分に誓いをたてたからだ。


未来の自分と話をしなきゃならない。
膝をつきあわせなきゃならない。
耳を貸さなければ、物語を耳を澄まして、聞き取らなければいけない。


左胸をコンコンと拳で叩く。
あの合図だけ、覚えておこう。

休日

中野高円寺中野東高円寺新中野


うろちょろして、やっぱ引越しできないじゃねっすか。
横浜いって俺はどこをうろちょろ、往復すればいいんすか、と思う。


中野の線路沿いをちゃりですいすいして、
そーいえば、あの子は最初野方に住んでたな。


サンプラザの前の広場で
ここで犬コロと寝転がったな


ブロードウェイで、あの子が目をキラキランさせながら
ショーケースを覗きこんでんの見て
つれてきてよかった、って思ったな。


とか


付随する記憶、今はないもの、遠くにいってしまったもの、
放り出したはずが、また返ってきたもの。くるもの。こないもの。



縮尺も遠近も
中心は変わらない。


ここにいますから、
というのは愛情の押し付けというのはわかっておりますが、
しかし、ここにいますから。いてしまいますから。
何かあれば、ご一報ください。
なにかできれば、しますから。
できなければ、祈りましょう。



くるものこばまず
さるものおわず
きそうなものはちょっといじる。